33年連続33回目の出場となった東京新聞杯都大会。今年はミカサ杯教育大会都大会ベスト8、全日本小学生大会都大会3位と目標としていた結果は残せていませんでした。最後にかける6年生の思いに5年生が応えます。
目の前に立ちはだかる高い高い壁 その向こうはどんな眺めだろうか? どんな風に見えるのだろうか?頂の景色ひとりではけっして見ることのできない景色 でもひとりではないのなら 見えるかもしれない景色
目指すのは、てっぺんだけです!
しかし厳しい組合せでした。初戦から気の抜ける試合はありません。なんとか無事、初日を突破して、ベスト8進出を果たしました。
都大会2日目、体育館も広い、観客席超満員。どのチームの応援も迫力があります。否が応にも緊張が高まります。この日、作夏に父親の仕事の関係で中国に転校してしまった子がわざわざ応援に来てくれました。一人で飛行機に乗って中国から来てくれました。小さい頃からずっと一緒に頑張ってきた仲間たちの最後の大会を応援したい!本当なら、コートの中で一緒にこの日を迎えるはずの子でした。
ここまで支えてくれたたくさんの方のために、大切な仲間のために、そして頑張ってきた自分のために。気合が入らないわけはありません。でも、ちょっと気合いが空回りしてたかな?力が入りすぎてのミスが目立ちました。それでもみんなで踏ん張り、決勝進出を決めました。
決勝戦は、最後に一つ残った試合になりました。いっぱいの観客席の視線が集中します。一球一球に歓声があがります。1セット目、相手ペースで試合が展開されましたが、持ち前の粘り強いレシーブで後半に追いつきました。ジュースになってからの攻防は壮絶でした。どちらも負けたくない意地と意地の勝負です。激しいラリーが続きました。好プレーの連続です。23-21なんとか先取しました。2セット目、今度は鷹番ペースです。リードを広げていきます。よし!行けるぞ!しかしそう甘くはありません。勝ち焦りもあったかもしれません。徐々に追い詰められます。でも、負けませんでした。この苦しい場面で誰一人逃げる人間はいませんでした。21-19勝ちました!
優勝です!
泣き崩れる子、抱き合う子、そこに控えの子たちが飛び込んできます。鷹番応援団が歓喜に沸きます。頂の景色です。夢にまで見た、頂の景色です!東京新聞杯東京都大会26年ぶりの優勝。関東大会4年ぶり5回目の出場。あと少し、この最高の仲間とバレーができます。また、次のステージに挑戦です!