✨崖っぷちの勝利

鷹番男子チーム・・・
一年前の東京新聞杯から大会に参戦しています。
ずっと女子チームとして活動してきましたが、4年前お姉ちゃんと一緒にバレーがやりたい!と1年生の男の子が入部しました。
ずっと男子チームも作りたいと思っていましたが、人が集まるか心配でした。
「もし5年生になってもチームが出来なかったら、他のチームを紹介します。」
そう話しました。

それから母がバレーをやってた子、お姉ちゃんがバレーをやっている子、他チームから移籍してきた子もいます。
一人また一人と男子メンバーが増えていきました。
昨年末、サッカーをやっている子が体験にきました。
母がバレーをやっていたということもありますが、本人がとっても興味を持ってくれました。
でも、サッカーには大切な仲間がいるから・・・
そうだよね、当然だよね。
そう思っていたら、
「サッカーを辞めて、バレーをやります!」
びっくりです!
その決断にみんなが喜びました。
人数の少ない男子チームですから、即レギュラーメンバーです。

しかし、そう簡単にバレーができるわけはありません。
みんなに追いつきたい!
みんなに迷惑をかけたくない!
人一倍、責任感の強い子です。
その頑張りは誰もが認めるところ。
みるみるうちにバレー選手になっていきました。
早くスパイクが打てるようにと始めたフロータードライブサーブもだいぶ威力がついてきました。
そして迎えた男子二次予選。
5チーム中3位にならないと、6年生1人は引退になります。
おそらく3位になる実力はありません。
でも、勝ちたい気持ちは負けません。
バレー経験者が多い男子親の応援団。
鷹番JVCの決まりとして、都大会になるまでは、メガホン等鳴り物の応援はしません。
声と身体で子供たちへの思いを伝えます。
相手をビビらせる応援ではなく、子供たちを勇気づける、気持ちを乗せて行く、いい応援だったと思います。

最後の試合、勝てば最終予選へ、負ければ6年生は引退・・・。
この一年頑張ってきた男子チームの集大成となる試合です。
サーブが走り、主導権を握ります。
みんなでコートを駆け回ります。
彼のフロータードライブも炸裂しました!
レフトから勢いのあるスパイクも決まりました!
ちょっと勝てないかなと思っていた相手でしたが、見事にストレート勝ち!
彼は泣きました。
生まれて初めて嬉し泣きというのを経験できました。
何より、あと数週間、6年生と試合ができる。
大きな決断をして始めたバレーボール。
心から頑張り、信頼できる仲間になれたこと。
鷹番男子チーム。
少しずついいチームになってきたなぁと思います。
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